[PR]

 ホンダは18日、軽自動車「N―WGN(ワゴン)」を全面改良し、8月に発売すると発表した。前の車との間隔を自動で調整して追従する機能や、横断中の自転車や夜間の歩行者を認識できる衝突軽減ブレーキなど、安全性能に力を入れた。ハンドルの位置を前後に調節できるなど、さまざまな体格の人が運転しやすいように工夫したのも特徴だ。

 ホンダの軽自動車は、国内の全メーカーの新車で最も売れている「N―BOX」など、多くは「N」の文字を冠している。N―WGNはN―BOXと違ってスライドドアでなく、車高も若干低いなど、比較的少人数で乗る用途向けだ。価格もN―BOXより手頃になっている。明るい内装の標準タイプと、スポーティーな「カスタム」の2種類がある。それぞれ9色と7色(屋根の色が違う「ツートン」除く)を展開する。

 昨今は軽自動車でも、高性能の衝突軽減ブレーキなど安全装備や快適装備を積極的に取り入れ、それに伴って価格が上昇。100万円台後半から200万円を超えるような車種も珍しくなくなった。今回の新型車も、衝突軽減ブレーキや先行車の追従機能、誤発進抑制機能などを標準装備。今回最も安い「G」グレードは現行型から10万円超値上がりし、約127万円(消費税込み)からとなった。

 排気量660ccで、ターボエンジンもある。価格は消費税込み127万4400~179万3880円。

 力を入れたのは、車内空間の充実だ。ホンダは軽でも普通車でも、室内空間を広く取り、機械が占める部分を減らす「マン・マキシマム思想」という車づくりの考え方を伝統的に掲げている。今回は燃料タンクの位置を工夫して室内空間を広げ、荷室はボードを使うことで上下2段にできるなどといった特長を出した。

 発売日は、当初7月を想定していたが、8月9日に延期した。(友田雄大)