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 長野県泰阜(やすおか)村の温田郵便局で今月29日から、婚姻届の提出や税金の支払いなどが可能になる。日本郵便によると、住民票の写しなど証明書の交付以外の、役場の窓口業務を包括的に郵便局が担うのは全国で初めて。地域の過疎化が進む中、行政のスリム化を進める村と、郵便局ネットワークの維持を目指す同社のニーズが一致したという。

 村や同社によると、婚姻や国民健康保険関連の各種届け出、飼い犬の登録、住民異動届の提出や印鑑登録など、近くにある村役場支所が行っていた窓口業務すべてを行う。村はこの支所は廃止し、職員1人が郵便局に移動して、局員の指導もする。住民異動届と印鑑登録については、公務員が行うと法律で定められており、当面の間はこの職員が行うという。17日、新業務に関する調印式が村役場であり、横前明村長は「過疎化が進む全国の町村の一助となる取り組みになれば」と話した。(松下和彦)