首都圏で24・26日に大規模交通規制 五輪対策テスト
来夏の東京五輪に向け、交通渋滞対策のテストも本格化する。大会組織委員会や関係機関は24、26の両日、競技会場が集中する都心への交通量を抑えるため、首都圏の高速道路11カ所の料金所で終日、高速道路に入るためのレーンを減らす。首都高では4カ所の入り口を終日閉鎖し、当日の混雑に応じてほかの入り口も段階的に閉鎖する。テレワークの推進期間に合わせて大会本番と同規模の規制を試行し、効果を検証する狙いだ。
高速に入るためのレーンを減らすのは、東名や中央道、東北道など。首都高で閉鎖する入り口は、晴海▽外苑(上り・下り)▽新都心(上り)の4カ所。首都高では交通量を最大で3割減らすことを目標としている。
さらに、両日の午前5時から正午まで、一般道の信号機を調整し、環状7号線を越えて都心に向かう信号の「青」の時間を短くする。
このほか、通勤時間帯の混雑緩和のため、JRや私鉄は早朝に臨時列車を走らせる。JR東日本は22~26日、山手線と中央・総武線で午前5、6時台の列車を増発。東急電鉄も22~31日のうちの平日、臨時列車を運行する。(山本亮介)
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