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 「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 魂(たま)結び」(文芸春秋)で第161回直木賞を受賞した大島真寿美さんは名古屋市で生まれ育ち、今も暮らす。大島さんが通ったという名古屋市内の書店は、受賞の知らせに沸いた。

 名古屋市瑞穂区の七五書店では17日、大島さんと知り合いの店員や常連客ら10人で、受賞作発表のインターネット中継を見守った。発表された瞬間、跳び上がったり、涙を流したりして喜んだ。

 店長の熊谷隆章さん(41)によると、大島さんは自宅からほど近い七五書店に、利用客として通っていたという。熊谷さんが大島さんと直接知り合ったのは7年ほど前。「なにより作品が魅力的。地元の書店としてもお薦めできると感じた」と熊谷さん。その頃から、大島さんの作品コーナーを常設するようになった。

 受賞を受けて、特設コーナーに「祝直木賞!」と書いたポップを添えた。熊谷さんは「受賞は間違いないと思っていた。期待が非常に高かっただけに、うれしいというよりほっとしている」と話した。(柏樹利弘)