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 第101回全国高校野球選手権東東京大会(東京都高校野球連盟、朝日新聞社主催)の試合会場の一つ、神宮第二球場が「最後の夏」を迎えた。58年の歴史を持つ球場は学生野球の聖地の一角として歴史の舞台にもなった。来年の東京五輪・パラリンピックが終わってから解体される計画で、夏の大会としては20日が最後となる。

 球場は1961年、神宮外苑創建当時の相撲場跡に造られた。両翼91メートル、中堅116メートルで、収容観客数は5636人。73年からはゴルフ練習場としても使われ、その後にスタンド部分を改修して「打席」も常設した。野球の試合のない時は、ゴルフ練習をする人でにぎわっている。

 高校野球の公式試合は完成した年からで、夏、秋、春の都大会の舞台となった。高校通算111本の本塁打を放ったプロ野球・北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手が早稲田実1年時に第1号を打ったのが神宮第二。清宮選手は3年の時に80号もこの球場で記録した。

 夏の大会として最後の試合は20日午前10時開始予定の5回戦。高校野球としては秋の都大会が最後となる予定。明治神宮外苑地区の再開発に伴い、2021年度から解体され、秩父宮ラグビー場を移す形で新施設が建設される計画だ。(山田知英)