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(18日、高校野球西東京大会 練馬5―2日野)

 前の回に加点されて2点差で迎えた四回表1死一塁。守る練馬の三塁手柚木(ゆのき)昂大(たかひろ)(3年)は「さあ来い」と叫び続けた。飛んできたゴロを落ち着いて処理し、併殺に打ち取った。守備で序盤の悪い流れを断ち切り、今春の選抜大会に出た国士舘を破って勝ち進んできた日野を退けた。

 春の都大会、失点に絡むミスなどを連発した。情けなく、自分を変えなくてはいけないと思った。

 「普段は優しくおとなしい、まじめ」(坂本瑞樹監督)だが、常に大声を出し、闘争心を前面に出すよう心がけた。守備練習の時はいつも、得点圏に走者を背負うピンチを想定しながらノックを受けた。

 憧れのプロ選手は福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩三塁手。闘争心をむき出しに堅実に守る姿を参考にする。

 最後の夏の直前、帽子の裏に松田選手の代名詞の「熱男ー!」を書いた。この日もピンチを迎えると、見つめて気合を入れた。

 初戦に自らの失策で相手に点を与えたので、その後の試合にかける思いは強い。「今日は熱男になれました。もっともっと長く、熱く戦いたい」=市営立川(木村浩之)