【動画】トヨタ自動車が東京五輪・パラリンピック専用の新型電気自動車「APM」を公開=仙波理撮影
[PR]

 トヨタ自動車は18日、2020年の東京五輪・パラリンピック専用の電気自動車(EV)を公開した。最高時速は19キロで、競技会場エリアや選手村などで数百メートルの移動に使うことを想定している。約200台を投入する。

 名称はAPM(アクセシブル・ピープル・ムーバー)。最大の定員は6人。長さ約3・9メートル、幅約1・6メートル、高さ約2・0メートルの小型EVだ。床下にリチウムイオン電池を積み、1回の充電(5~15時間)で約100キロ走る。選手や高齢者、体の不自由な人が会場入り口から、観客席に近いゲートまでの「ラストワンマイル」で利用する。

 乗り降りする時間を短くするため、ゴルフカートのようにドアはない。雨天時はカーテンを閉めて乗客がぬれないようにする。床下に収納したスロープを設置すれば車イスのまま乗車できる。ストレッチャーを搭載した救護仕様の車両も用意する。

 トヨタは国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会とパートナー契約を結んでいる。20年の東京、22年の北京、24年のパリ大会で車両を独占的に提供できる権利がある。東京大会ではAPMを含め3千台以上の公式車両を提供する。燃料電池車(FCV)のミライなど水素で走る車両をできるだけ多く採り入れる考えだ。(細見るい)