【動画】夏季の海面養殖の試みでいけすに放たれたベニザケの稚魚=根室市提供
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 人気があって値段も高いベニザケを夏季に海面で養殖する初の試みが18日、北海道根室市の根室港で試験的に始まった。平均375グラム、長さ約30センチの稚魚約200匹を放ち、12月中旬までに1キロほどにまで育てる。

 ベニザケは低水温を好み、夏季の海面養殖は難しい。だが、夏の根室の海域は冷涼だ。これを生かし、冬季に養殖を図る他地域と時期をずらして出荷し、「生食向けの新しいサーモン」と銘打って将来的に特産物に育てるのが狙い。

 稚魚は標津町の標津サーモンパークで約1年半育てられたもの。根室市と市内の漁協でつくる同市ベニザケ養殖協議会(大坂鉄夫会長)が設置した直径3メートル、深さ3メートルのいけすに放たれると、群れで網沿いに元気に泳ぎ回っていた。(大野正美)