手加減上手な囲碁AIを研究 父が強すぎ挫折した准教授

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渡義人
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 囲碁界でも、プロ棋士をはるかに上回る実力を持つようになったAI(人工知能)。囲碁AIに人間を楽しませ、的確な囲碁の指導を行わせたい。そんな研究を北陸先端科学技術大学院大学の池田心(こころ)准教授(44)が進めている。強くなりすぎた囲碁AIは、人間をうまく「接待」することができるのだろうか。

 金沢市で今月開かれた囲碁の国際イベント「ジャパン碁コングレス」。関西棋院所属の若手棋士3人が12日、囲碁AI「Leela(リーラ) Zero(ゼロ)」に公開対局で挑んだ。

 結果は、3人で知恵を出し合ったプロ棋士チームが160手で中押し負けに終わった。「すごく性格の悪い人と打っているみたい。本当に嫌なことばかりしてくる」。対局中に姜(カン)ミ侯(ヌ)三段(23)がつぶやくなど、プロが束になっても勝てないほど、AIの実力はずば抜けているようだ。

 「強ければ教えるのもうまい、とは限らない。普通の人は、いつも負けてばかりだと囲碁が嫌いになってしまう」

 同じ会場では、囲碁の最新研究を紹介する囲碁学会もあり、「楽しませる囲碁プログラム~強すぎるAIにどう接待させるか~」をテーマに池田さんが講演した。池田さんは子どものころ、アマチュアの強豪だった父に囲碁を習っていたが全然勝てず、嫌になってやめた経験がある。それが研究の動機となり、2010年から人間を楽しませながら囲碁を教えられるAIの研究を続けている。

■自力で勝てたと思わせる手加…

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