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 いしかわ動物園(石川県能美市徳山町)で、国の特別天然記念物ニホンライチョウのペアから6羽のヒナが誕生した。同園では昨年12月にメスの成鳥、今年3月にオスの成鳥を受け入れて繁殖に取り組み、初の孵化(ふか)に成功した。6羽ともすくすく育っているという。

 ライチョウのペアは5月末から6月18日ごろまでに計13個を産卵。7月2、3日に4羽、11、12日に2羽が孵卵器で人工孵化した。

 先に生まれた4羽のヒナはオスとメスが各2羽だった。生後約2週間で、7・5センチだった体長は約10センチとなり、体重は40~66グラムと大きいヒナで約4倍に増えた。いまはケージで人工飼育され、休息と採食を繰り返しながら動き回っている。エサは配合飼料や小松菜、クランベリーなどを1日4回与えているという。後に生まれた2羽も別のケージで育てられており、健康状態は良好だという。

 同園は「成鳥になるまでは体調を崩しやすいので慎重に飼育に取り組んでいく。3カ月から半年程度様子を見て、公開できるか検討したい」としている。(伊藤稔)