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 来年公開される予定の人気スパイ映画「007」の次回作で、主人公ジェームズ・ボンドのコードネーム「007」が黒人女性に引き継がれそうです。英国の大衆紙デイリー・メールがこのニュースを報じると、世界中で話題になりました。女性や黒人が「007」を名乗るのは、シリーズ25作目で初めてとのこと。

 でも、そもそもスパイって何をしているんでしょう? 007のような人たちは、私たちの身の回りにもいるのでしょうか? 各国の諜報(ちょうほう)機関を研究している山本武利・早稲田大学名誉教授に聞きました。

――映画「007」で主人公のジェームズ・ボンドは「MI6」という組織に所属しています。実在する組織だそうですね。

 英国の情報機関、秘密情報部ですね。「MI」は「Military Intelligence」。直訳すると「軍事諜報(ちょうほう)部門」を表していて、「MI6」はその第6部にあたるというような意味です。もちろん1~5もあって、それぞれ違う仕事をしています。特に重要とされるのが、敵のスパイ活動を防ぐ「MI5」と敵にスパイを送る「MI6」の2部門だと言われています。

――「敵」ってだれですか?

 主に国家です。表だって敵対している国だけでなく、潜在的な敵国、つまり表面的には友好国だけども将来は敵になるかもしれないと考えられる国も含まれます。相手が何を考えているのか、これからどういう行動に出るのかなど、様々な種類の情報を集めるのがMI6のスパイたちの仕事です。

――どうやって情報を集めるんですか?映画では政府機関に空から潜入して、重要な情報が入ったファイルを盗み出したりしていますが……。

 そういう派手な活動はほとんどないと言っていいでしょう。現実はもっと地味です。

 彼らはまず、外交官、牧師や神…

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