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 18歳未満の養女と性交をしたとして、監護者性交等罪に問われた30代の男性に対し、福岡地裁は18日、無罪(求刑懲役9年)を言い渡した。溝国禎久裁判長は養女の証言が「信用性に疑いがある」と判断した。

 男性は昨年1月中旬~2月12日、福岡県内の当時の自宅で、同居する養女と性交したとして、昨年6月に福岡地検が起訴した。

 判決は、養女の証言を前提にすると「事件の約1年前から家族5人が密集して寝ているリビングで性交を繰り返していたことになり、他の家族が一切気付かなかった点は相当に不合理」と指摘。当時、養女はインフルエンザにかかっており、男性が感染を覚悟したか、感染して体調が優れない中で性交したことになるため、「不自然さは否めない。養女が真に体験した事実を供述したのか合理的な疑いがある」と断じた。

 福岡地検の小弓場文彦・次席検事は「判決内容を精査し、上級庁と協議し、適切に対応したい」とコメントした。(一條優太)