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 経営再建をめざすブレーキ部品大手、曙(あけぼの)ブレーキ工業(埼玉県羽生市)は18日、投資ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)から第三者割当増資で200億円を調達すると発表した。JISが指定する取締役を受け入れ、再建に取り組む。

 曙ブレーキが発行する優先株を9月末にJISが買い取る。曙ブレーキは調達した資金により、採算性の低い製品の生産を国外に移したり、米国の工場規模を見直したり、電動化を進めた次世代ブレーキを開発したりする。取引金融機関には現在、借金の元本返済を一時猶予してもらっているが、今後、さらに「相当規模の」(曙ブレーキ)返済免除を求める方向だ。

 曙ブレーキは、米国事業の不振で経営が悪化した。1月に私的整理の一種「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」の利用を申請。40社を超える企業に出資検討を依頼し、スポンサー選びを進めてきた。

 この日は、過去の製品に品質問題が発生した影響で、2019年4~6月期決算に78億円の特別損失を計上するとも発表した。