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 ダイワハウススタジアム八王子であった西東京大会4回戦。第1試合では東海大菅生の捕手、小山翔暉(3年)が、ランニング本塁打を含む4打数4安打5打点を記録した。第2試合には日大三が登場。2番手で救援した広沢優(3年)が4回を投げ、三塁を踏ませずに7奪三振と躍動した。

 輝いた彼らには、甲子園出場以外にも目標としているものがある。8月末に韓国・機張(キジャン)で開幕するU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)への出場だ。

 今春、U18W杯に挑む高校日本代表の1次候補が発表された。東海大菅生からは小山とエース左腕の中村晃太朗(3年)、日大三からは広沢と井上広輝(3年)の両右腕が選ばれた。

 しかし、4月上旬に開催された代表候補による研修合宿には、4人に加え、東亜学園(東東京)から選ばれた左腕、細野晴希(3年)の姿がなかった。春季東京都大会と日程が重なったため、欠席となった。

 この合宿では、岩手・大船渡の佐々木朗希(ろうき)(3年)が投じた直球が高校生史上最速の163キロをマークした。「受けてみたかったです」と捕手の小山。広沢は「いい選手がたくさん集まるとてもいい機会だったので、残念だった」。

 小山は、こうも言った。「その分、甲子園に行きたい気持ちが、より高まりました。そこで暴れれば選んでもらえる可能性があがるので」。井上はこの夏の目標を、「このチームを甲子園に導くこと」と言い切る。その上で、「活躍して、代表にも選ばれたい」。

 永田裕治・代表監督が語った言葉を思い出す。「日本では甲子園が一番大きい。これは変えがたいものがある。ただ、そこが終わりではない」

 目標を持つことはモチベーションにつながる。欲張りになることは、悪いことではない。(小俣勇貴