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 いよいよ夏本番。梅雨明けの7月下旬から8月上旬は熱中症患者が1年で一番多い時期だ。日本救急医学会の研究では熱中症になりやすい二つのグループがある。二つとはどんな人たちで、熱中症はどうすれば防げるのか。

 熱中症の原因は、温度や湿度の高さといった環境要因と、体調や水分補給といった身体的な要因がある。学会がまとめた報告書などによると、なりやすい一つめのグループは健康な若年・壮年層。体を動かしているときになる。

 10代の中高生は体育の授業やクラブ活動中に発症することが多い。建設現場などで肉体労働をする40、50代もなりやすい。活動を始め数時間以内に症状が出るが、治療をすればすぐに回復しやすく、重症化する例は比較的少ない。

 二つめのグループは、高齢者。暑い日が数日続くと体調が悪化、室内で安静にし体を動かしていなくてもなりやすい。心臓の病気や糖尿病など持病を持つ人も多く、治療をしても重症化する傾向だ。この年代が熱中症による死者の8割近くを占める。

 どちらのグループも予防には、水分を十分とる▽エアコンなどを使い暑すぎない環境を整える▽場合によっては運動や作業を中止する――などが有効になる。これに加え、都立多摩総合医療センターの清水敬樹(けいき)救命救急センター長は「周囲の人が目配りして、異変に気づいたら声をかけることが大事」と話す。

 部活動中の中高生には指導者が…

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