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 孫の7歳男児。歩き始めた乳幼児の頃から左足の先が内側に20~30度傾いていました。病院で骨に異常はないと言われましたが、足を引っかけて転んだり、つまずいたりすることがあります。靴底の減り方も極端に偏っており、気になっています。(兵庫県・H)

【答える人】高瀬年人さん、たかせ整形外科院長=京都市

拡大する写真・図版高瀬年人さん、たかせ整形外科院長=京都市

 Q 内股で受診する子どもはどの程度いますか。

 A いわゆる内股は、足先が内側を向いて歩く状態で、医学的には「内旋(ないせん)歩行」と呼びます。統計はありませんが、私のところには月2人ほどが受診し、珍しくはないです。1~3歳で初めて受診するケースが多いです。

 Q 診断法は。

 A まずは内側を向いている原因となっている部位を調べます。股関節、ひざから下の「下腿(かたい)」という部分、足先の3タイプがあります。レントゲン検査や、股関節から足を詳しく診察して、どのタイプに当てはまるかを見極めます。

 Q 治療は。

 A タイプによって異なりますが、多くは成長につれて自然に治っていくので、経過観察のみというのがほとんどです。股関節が原因の場合はひざから下を外側に出した正座のような「とんび座り」をしないように指導します。高学年になっても内旋が残る場合、骨を切る手術もありますが極めてまれです。

 Q 相談者のケースは。

 A 通常は左右均等に内側を向くことが多く、左のみに偏っていることが気になります。骨に異常はないとのことですが既に7歳になっていますので、偏りにつながる骨や神経の病気の可能性を除外するためにも、専門の医師に診てもらうのがいいでしょう。

 Q 専門の医師はどう探せば良いでしょうか。

 A 子どもを主に診る整形外科は少ないのが実情です。ホームページなどで「小児整形外科」をうたっている医療機関が近くにあるか検索してみてください。

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