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 滋賀選挙区(改選数1)は、元知事で無所属新顔の嘉田由紀子氏(69)が野党統一候補として自民現職の二之湯武史氏(42)らを破って初当選した。前回参院選に続き、野党統一候補と自民候補の事実上の一騎打ちとなったが、野党としては3年越しに共闘を成功させて、実を結んだ形だ。

 当選が決まると、嘉田氏は「みなさんの力でこの瞬間がある。今回の共闘は政策本位でまとまった結集だ」と強調した。

 前回は「野合」批判をかわせずに民進現職が敗北。2017年衆院選では滋賀1区に嘉田氏が出たが、旧民進系が希望の党と立憲に分裂して共闘が不成立となり、落選した。雪辱を期した今回は立憲、国民、共産、社民の4党の県組織が昨秋から協議し、政策のすり合わせを優先。最低賃金の引き上げや消費増税反対などの訴えを知名度の高い嘉田氏に託した。

 選挙戦では、県組織の幹部がそろって街頭に立ち、立憲の枝野幸男代表や国民の玉木雄一郎代表らも応援に駆けつけ、嘉田氏が共産や社民の比例候補と演説もして「一枚岩」をアピールした。

 二之湯氏の応援には、安倍晋三首相が2度来県。閣僚らも投入し、共闘を批判してきたが、嘉田氏は無党派層も含めて幅広く支持を集めて競り勝った。