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 韓国の格安航空会社(LCC)・ティーウェイ航空が、佐賀空港に定期運航しているソウル便と釜山便の減便や運休を検討していることがわかった。佐賀県の山口祥義知事が19日の定例会見で明らかにした。日韓関係の悪化で搭乗率が落ち込んでいるためという。

 県空港課によると、ソウル便の4~6月の平均搭乗率は70・6%で、昨年度の平均と比べて8ポイント減少した。釜山便も4~6月は前の約3カ月より10ポイント近く減らしている。さらに今月は一部で予約キャンセルが出ているほか、新規の予約の動きも鈍り、搭乗者はさらに落ち込むとみられる。

 日韓関係の冷え込みによる影響を受け、ティーウェイ航空は日本便の減便や運休の検討を始めているという。個別の具体的な対応は未定というが、佐賀便はインバウンド客が全体の約9割を占めており、影響は大きい。県が力を入れてきた現地での宣伝も「控えなくてはならない状況」(担当者)という。

 山口知事は「正直、厳しい状況。交渉をしながらダメージを最小限に抑えたい」と話した。

 ソウル便は2013年12月に週3往復で就航し、現在は1日1往復に増便している。昨年度の利用者数は過去最高の約12万5千人で、国際線全体の半数以上を占めた。釜山便は昨年12月に就航し、週4往復。3月までに約1万4千人が利用した。(福井万穂)