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 戦国時代に欧州に派遣された天正遣欧少年使節にゆかりのある宮崎、長崎両県の5市1町が中学生を海外に派遣する事業に、宮崎県西都市立三納中学校3年の長友束紗(つかさ)さん(15)と宮崎日大中学校1年の杉田栄人(はると)さん(13)=ともに西都市在住=が選ばれた。8月5~12日にイタリアとバチカンを訪問する。

 西都市や長崎県の大村市、西海市、雲仙市、南島原市、波佐見町でつくる「天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議」が3年に1度、各市町の中学生12人を西欧に派遣している。本来は2020年に実施予定だったが、東京五輪の空港の混雑などを影響を避け、1年前倒しした。

 天正遣欧少年使節は九州のキリシタン大名の名代として8年余の大旅行をし、活版印刷など欧州の先進技術を日本に伝えた。代表格だった伊東マンショは日向国都於郡(とのこおり)(現在の西都市)の出身。長友さん、杉田さんはそうした歴史を研修で学んだうえで渡欧し、地元中学生と交流したり、ローマ法王に謁見(えっけん)したりする。

 2人は20日、押川修一郎市長を表敬訪問した。長友さんは「地元出身の伊東マンショには親近感もある。深く学んできたい」、杉田さんは「現地の中学生と仲良くなりたい」と抱負を述べた。押川市長は「グローバルな時代。この経験を自分のものにし、将来に生かしてほしい」と激励した。(佐藤修史)