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 ヒトのiPS細胞を使ってネズミの体内で人間の臓器を作る研究について、文部科学省の専門委員会は24日、東京大グループの計画を了承した。人間と別の動物が混ざった生物が生まれるなどの懸念から、これまで国内では禁止されていた。将来、移植用臓器を動物の体内でつくる技術につながる可能性がある。

 計画は、東京大医科学研究所の中内啓光特任教授らが申請。一部の臓器ができないように遺伝子を操作したネズミの受精卵に、ヒトのiPS細胞を入れ、「動物性集合胚(はい)」という特殊な胚(はい)を作る。それを代理母のネズミに移植し、赤ちゃんの体内でヒトの膵臓(すいぞう)などを作ることを目指す。出産後、最長で2年間観察する。

 母体内である程度育った段階で、赤ちゃんの脳を調べ、ヒトの細胞の割合が30%を超えた場合は実験を中止する。肝臓や腎臓でも試みる。将来、臓器のサイズが人間に近いブタやヒツジの体内で人間の臓器を作れれば、慢性的に不足する移植用臓器として使える可能性がある。

 こうした研究について、国は2012年から専門家による議論を開始。研究の目的や、対象にする動物の種類のほか、宗教学者の意見を聞くなど、社会的、倫理的な課題も検討した上で今年3月、「人と動物との境界があいまいな生物が生まれないように必要な措置をとる」などを条件に、指針を改正して研究を認めた。

 中内さんは米スタンフォード大…

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