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(19日、高校野球山形大会 日大山形5-3山形南)

 山形南が、県内最多の17度の夏の甲子園出場を誇る日大山形と接戦を繰り広げた。「周囲がどう思おうと、僕らは勝つ気持ちでした」と大場南央人主将(3年)は言った。三回までに4失点。それでも、守備で粘って大量失点を阻む。そして反撃の芽は、少しずつ顔をのぞかせた。

 一回途中で継投した川口達也投手(3年)と遠藤元世遊撃手(3年)は、阿吽(あうん)の呼吸で二塁走者を牽制(けんせい)でアウトに。二、三回も失点後のピンチをしのいだ。

 すると四回、先頭の小屋新大(あらた)捕手(3年)が四球で出塁。大場主将の二塁打で一挙生還し、1点を奪った。六回に大飛球を好捕した杉田悠介左翼手(3年)は直後の七回、右中間に二塁打。遠藤遊撃手の適時打で1点差に迫った。

 ピンチをしのいで攻撃へ。「束になって戦うことができた」。杉田左翼手はそう表現した。

 「打てない、守れない。そんなチームだった」と石井貴之監督は昨秋を振り返る。日大山形との対戦を終え、「良いチームになった」と選手たちの頑張りをたたえた。

 「監督は勝つためにガンガン言ってきた。でもそのおかげで成長できました」と大場主将。成長という伝統を下級生に引き継いだ。(佐藤孝則)