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 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、八田英明社長は19日午後、京都府宇治市の本社近くで報道陣の取材に応じ、「紙類もコンピューターも、一瞬にして何もかも無くなってしまった。断腸の思い」と語った。

 出火当時、社員ら74人がいた3階建ての第1スタジオがほぼ全焼。「見るに堪えない。真っ黒。机も真っ黒」と落胆した。再開の見通しを問われると「これから考える。まずは(残ったスタッフの)気持ちを聞いて。みんなの決意で頑張ろうと」。制作中の作品については「作り上げているものはスタッフの気持ちを考え、ぜひ公開したい」と語った。

 八田社長は報道陣向けのコメントも公表。「アニメーションを志し、全国から集まった若者がこんなかたちで将来を閉ざされてしまったことが残念で、言葉に出来ない。当社にとって、業界にとっても大きな痛手。一人ひとりが本当に優秀で素晴らしい仲間たちでした」と社員を悼んだ。