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(19日、全英オープン選手権)

 松山の最初のティーショットは大きく右へそれ、OBとなった。1番パー4。いきなりのミスが響き、トリプルボギーとなった。

 「トリプルを打ったことは忘れて。四つか五つバーディーを取れば、チャンスがある」。そう切り替えて続く2番、そして7番でバーディーを奪ったが、武器である精度の高いショットは戻らなかった。

 コース特有の狭いフェアウェーとそれを囲む深いラフやブッシュに苦しんだ。10、11番はショットが曲がった。11番は、ひざの高さほどの草の中から、フェアウェーへ出すので精いっぱい。2連続ボギーをたたき、追い込まれた。

 「10、11番で曲げてしまって。なかなか自信を持てなかった」。心の動揺が精密機械のようなスイングを狂わす。フェアウェーキープ率42%は、前日の64%を大きく下回った。

 予選落ちは、昨年の全英オープン以来のこと。鬼門ともいえるこの大会で、再び苦杯をなめた。「まあ、悔しいですよね」と言葉を絞り出した。(木村健一)