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(20日、高校野球北北海道大会 旭川大9―0クラーク国際)

 思い切り振った打球は、気づいたら左中間席に飛び込んでいた。四回裏、旭川大の富田康太選手(3年)がファウルで粘ると、クラーク国際は4人目の投手を投入してきた。投球練習の球はよく走っていた。「まっすぐ振りにいこう」。2球目のスライダー。振り切ると、自分でも「びっくり」という2点本塁打となった。

 父親の健二さんは、旭川龍谷の野球部OBで、甲子園の土を踏んでいる。甲子園の話を直接聞いたことはないが、家には出場時の写真が残る。その甲子園へ、自分たちの力で出場を決めた。「甲子園で戦う実感はまだないが、いつも通りのプレーができればいい結果が出る」と、静かに闘志を燃やしている。(本田大次郎)