コールド負けだけれど「本気の中京と戦えた。後悔ない」
小川崇
(20日、高校野球愛知大会 中京大中京10―0刈谷工)
刈谷工は、ずっと中京大中京を目標にしてきた。
新チームになって何度も練習試合を重ね、声の出し方や返事の仕方、一体感といった「野球への姿勢」を目の当たりにし、チームとして近づく努力をしてきたという。
今大会では、勝ち進めば4回戦で対戦となる組み合わせ。北代天飛主将(3年)は、「絶対中京まで勝つ。100%の力を出せば、勝てる」とチームを奮い立たせてきたという。対戦が決まった3回戦後は、バッティングマシンを140キロに設定して特訓した。この日、相手はこれまでの練習試合のメンバーとは違うレギュラーの選手たちが登場。エースの直球のキレは想像以上だった。五回コールドで敗れたが、北代主将は「本気の中京と戦えた。後悔はありません」。中田雄太監督は「選手たちは頼もしかった。中京に育ててもらいました。ラストゲームで戦えて幸せです」と話した。(小川崇)
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