参院選、年金は?消費増税は? 改憲勢力の議席数も焦点
二階堂勇
安倍政権への審判となる第25回参議院選挙が21日投開票される。17日間の選挙戦では、年金などの老後資金「2千万円不足」問題に端を発した老後不安、消費増税、憲法を主な争点に各党の姿勢が問われた。22日未明にかけて大勢が判明する。
改選数は、選挙区74、比例区50の計124議席。比例区では個人の得票に関係なく優先的に当選できる「特定枠」が導入された。選挙区215人、比例区155人の計370人が立候補し、激しい論戦を繰り広げた。
改選後の全議席は245。憲法改正の国会発議に必要な「3分の2」は164議席だ。自民、公明の与党と安倍政権での憲法改正に前向きな日本維新の会、与党系無所属を合わせた「改憲勢力」は非改選で79議席あり、3分の2を維持するには、今回の改選で85議席が必要となる。