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 国民民主党の平野博文幹事長が滋賀県栗東市で19日にあった参院選候補者の演説会で、34人が死亡した京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火殺人事件に触れた後、上着からライターを取り出して「皆さんの心を燃やしたいと思って、いつもライターを持って来ているが、今日は京都の事案があったのでやめる」との趣旨の発言をしていたことがわかった。平野氏が20日、朝日新聞の取材に対して認めた。

 平野氏や演説会の参加者によると、平野氏は候補者の応援弁士として登壇。演説で放火事件に触れ、「お悔やみとお見舞いを申し上げます」と述べた。その後、同じ演説の中で上着のポケットからライターを取り出して聴衆に示し、ライターに関する発言をしたという。

 平野氏は20日、朝日新聞の取材に対し、演説などで普段からライターを持って「心を燃やしたい」と語っていると説明。「今までこういうことをやってきたが、今日はやりませんと言っただけ。不謹慎だと皆さんが思われているのなら、おわびします」と語った。

 演説会関係者によると、参加者から「あれはどうなんだろうか」などと疑問視する声も上がったという。出席者の一人は「タイミングが悪すぎる」と話した。

 国民の玉木雄一郎代表は20日夜、インターネット番組に出演し、「幹事長と話した。厳しく注意した」と明かしたうえで、「遺族のみならず、いろいろな人に不快感を与えたとしたら、本当におわびを申し上げなければならない。申し訳ありません」と陳謝した。