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(21日、高校野球秋田大会 秋田中央5―4明桜)

 八回に4点差を追いつかれ、その後も毎回走者を背負う。45年ぶりとなる甲子園への扉を目前にしながら、秋田中央は耐えた。ハイライトは十一回だ。

 1死満塁の守備。二塁手後方に落ちそうな飛球に、明桜の二、三塁走者は飛び出した。右翼手河野が好捕し二塁に投げ、走者をアウトに。攻守交代の場面でベンチから声が飛んだ。「戻ってくるな!」。三塁手がボールを受け、二塁のアウトよりも先に生還した三塁走者との「第3アウトの置き換え」をアピール。失点を阻止した。

 投手の信太は振り返る。「興奮していたけど、ベンチに言われる前にみんな気付いていた」。この冷静さがなければ、その裏、2死二塁で4番斎藤によるサヨナラ二塁打は生まれなかった。(小俣勇貴