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(21日、高校野球長野大会 飯山5―4伊那弥生ケ丘)

 狙い澄ました。十回2死一、三塁。飯山の常田(ときだ)は「目線とボールを近づけて、振り抜こうと」。バントの構えからヒッティングに転じると、打球は中前に鋭く抜ける。サヨナラで、初めての甲子園を決めた。

 「ずっと負ける覚悟はできていた」と吉池監督が語る通り、ノーシードから勝ち上がった。3回戦で甲子園出場経験のある東京都市大塩尻に勝って波に乗り、準決勝では優勝候補の筆頭だった上田西も撃破した。

 学校のある飯山市は、国内有数の豪雪地帯。先発したエースの岡田ら、スキーで足腰を鍛えた選手も多い。「甲子園では、まず自分たちが楽しくやりたい」と主将の大川。雪のように真っ白なユニホームを、大舞台でさらに輝かせる。(山下弘展)