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 NHKへの批判を唯一の政策とする「NHKから国民を守る党」は比例区で1議席を確保し、代表で元NHK職員の立花孝志氏(51)が初当選を果たした。

 東京都港区のビルに設けた会見場で22日午前4時過ぎ、NHKの当選確実の速報が流れると、立花氏は集まった同団体の現職地方議員らとともにステージ壇上で「勝ったぞ!NHKをぶっ壊す!」と拳を突き上げて、声を張り上げた。立花氏は「歴史が変わる結果」と述べた上で、「NHKの職員の皆さんに我々の思いを愛情込めて、時には叱りつけながら伝えていきたい」と話した。

 また早くも次期衆院選にも触れ、全国11ブロックすべてに公認候補を一人擁立する方針を明かした上で、自身のくら替えについても「可能性は極めて高い」と言及。北方領土をめぐり戦争に言及した丸山穂高衆院議員ら無所属議員に入党を呼びかける考えも示した。

 一方、「国会に行くの怖いですよ。みんな敵だもん」と弱音を吐く場面もあった。

 同団体は立花氏が2013年6月に設立。千葉県船橋市議や東京都葛飾区議として、NHKの集金人の戸別訪問規制などを訴える一方、動画サイトのユーチューブで集金人を「撃退」する様子や、受信料を支払わずにすむ方法などを配信してきた。4月の統一地方選では公認候補26人が当選し、所属する地方議員は一時39人に拡大させた。

 参院選に向けてはユーチューブで候補を募集。既にフォロワーを抱える「ユーチューバー」や元衆院議員秘書、元リクルート社員らが集まった。政見放送で立花氏はNHK職員の不貞行為を話題にし、「NHKをぶっ壊す」と連呼。他の候補者たちも注目を浴びようと、時間内で一言も発しない男性や1人二役の寸劇を繰り広げる女性がいた。

 立花氏は他党候補の選挙違反を警察に通報する動画などもユーチューブで配信。街頭ではスクランブル放送実現のほか、政策ごとにネットで国民の意見を募る直接民主制の導入についても積極的に訴えていた。