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(21日、高校野球滋賀大会 光泉6―1彦根東)

 シード校で、一昨年の選手権大会と昨春の選抜大会で甲子園に連続出場した彦根東は、散発の3安打で二回以降は二塁を踏めずに敗れた。

 マウンドは初戦の比叡山に続いて中谷凌投手(3年)が立った。グラブは慶応大で活躍するOBの増居翔太さんから譲り受けたものだ。光泉対策として、外角寄りを意識した投球練習を繰り返して臨んだ。

 序盤は直球主体で押した。失点を重ねたことで森岡優仁捕手(2年)と話し合い、途中から変化球中心に切り替えた。だが光泉は順応して点を奪われた。

 中谷投手は試合中、笑顔を絶やさなかった。村中隆之監督が配った月間予定表の「笑う門に福来たるは真理である」(笑顔だとまわりも緊張がほぐれ、自分たちのプレーができる)の言葉を信じたからだった。

 記録員としてベンチに入ったマネジャーの篠原千尋さん(3年)は「天然の笑顔にチームの気持ちも救われた」。中谷投手は「腕を振り切り、狙い通りのコースに投げられた。全力を出し切った」と振り返った。(北川サイラ)