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(21日、高校野球宮城大会 東北学院榴ケ岡9-8黒川)

 延長十一回表、東北学院榴ケ岡の古内雄貴君(3年)は狙い球を絞っていた。八回にも直球で三塁打。今度も高めの直球を振り抜いた。「入ってくれ」。一塁を踏みながら左翼を見ると、ポール際に入る本塁打に。右手でガッツポーズして喜びをかみしめた。

 九回表に勝ち越しの犠飛を放ちながら追いつかれ、十回に両校が2点ずつ加える接戦。ダイヤモンドを1周してベンチに戻ると「まだ終わってないぞ」と声をかけ合った。

 4番手投手として登板し、十一回裏、「俺を信じて腕振ってこい」と言う捕手の阿部海瑠(かいる)君(3年)のミットをめがけて強気で投げた。連続三振と左飛に打ち取り、3時間近い熱戦に終止符を打った。

 初戦も逆転サヨナラ勝ちで、苦しい展開が続いたが、粘れたことが自信になった。「まだまだできる。県のてっぺんをとりたい」(窪小谷菜月)