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(21日、高校野球長野大会 飯山5―4伊那弥生ケ丘)

 初の甲子園が決まった瞬間、三塁側のスタンドに集まった飯山の応援団は沸きに沸き、生徒や保護者たちが涙を流して喜び合った。

 先発の岡田恵太投手と同じ寮に住み、仲が良いというスキー部員の橋本礼徳(ゆきのり)さん(3年)は「岡田は1年生の頃から、『俺は甲子園に行く。それでお前に甲子園球児と一緒に過ごしたって自慢させてやる』と話していた。めっちゃ感動しました」と目を輝かせた。

 どちらが勝っても初の甲子園となった決勝。会場の松本市野球場には「この10年で最も多い」(県高野連)約8千人の観客が詰めかけた。地元高校の晴れ舞台とあって、飯山市は松本市野球場までの無料バス5台を市民向けに用意。約200人がこれに乗って応援に駆けつけた。また試合後には、市内に流す防災無線や市のホームページで優勝を速報し、快挙を喜んだ。

 伊那弥生ケ丘にも、スタンドから温かい拍手が送られた。同校の吹奏楽部でパーカッションを担当する、三沢舞衣さん(3年)は健闘をたたえ、「最後まで頑張ってくれておつかれさまと言いたい。学校や上伊那を盛り上げてくれてありがとう」と目を潤ませた。(大野択生)