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 愛媛選挙区(改選数1)は、野党統一候補として立った無所属新顔の元アナウンサー永江孝子氏(59)が初当選を決め、自民の議席を奪った。同選挙区で初の女性参院議員が誕生する。

 前回参院選で惜敗した直後から県内全20市町に支部を作り、態勢を固めてきた。野党共闘の第1弾として今年3月、統一候補に決定。前回は民進、社民の推薦を受けたが、今回は無党派層の支持拡大を目指し、野党各党の推薦は受けず、「完全無所属」を強調。有権者と直接接しようと、街を歩き支持を呼びかけた。

 当選が決まり、永江氏は「応援態勢を作ってくれるか不安だったが、(野党)各党が力を貸してくれた。草の根が広がるように支援が広がり、大きなうねりになった」と語った。

 選挙戦を昨夏の西日本豪雨の被災地・宇和島市からスタート。「まずは復興。それに全力を尽くす約束に来た」と被災者に語りかけた。アナウンサー時代や前回選挙後に県内を歩き回って感じた生活や過疎の課題を織り交ぜ、社会保障や福祉分野の改善を訴えた。老後の生活費が2千万円不足するとした金融庁の報告書問題を取り上げ、安倍政権は「問題を先送りしている」と繰り返し批判した。

 現職が衆院へくら替えする自民はローカルタレントらくさぶろう氏(54)を後継として擁立。公明の推薦も得たが、立候補表明が今年1月と出遅れた。