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 新潟選挙区で落選が決まった自民現職の塚田一郎氏(55)=公明推薦=は21日夜、新潟市中央区のホテルで「私自身の発言で大きなマイナスからのスタートになった。不徳のいたすところ。絶大な支援を賜り、激戦にはできたが、議席を守り切れなかった。全て私の責任」と陳謝し、支援者らに10秒近く頭を下げた。

 国土交通副大臣だった4月に福岡県知事選の応援演説で、関門海峡を結ぶ道路事業計画を巡って安倍晋三首相らに「忖度(そんたく)した」と発言。大きな批判を浴び、副大臣を辞任した。その後、県内の党支部を巡って発言を謝罪する「おわび行脚」を続け、地元の組織固めに奔走した。

 党本部は新潟選挙区を「重点選挙区」に指定。公示後に連日、党や政権幹部が新潟入りし、中でも安倍首相や麻生太郎財務相が2回ずつ来県するという異例の態勢で支えた。

 花角英世知事の支援も受けた。県外出身の対立候補、無所属新顔の打越さく良氏(51)=立憲、国民、共産、社民推薦=を意識して「新潟生まれ、新潟育ち」を強調したが、忖度発言問題による逆風をはね返せなかった。