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 22日朝まで開票作業が続いた参院選比例区。立憲民主からは、同性愛者であることを公表している石川大我氏(45)や元格闘家の須藤元気氏(41)らが初当選を果たした。

 石川氏は22日午前4時50分ごろ、東京・四谷の事務所で支持者を前に「私たちLGBTの存在証明をかけた選挙だと訴えてきた。全国の皆さんが勇気を出して『石川大我』と書いたことによって、私たちがここにいるということがはっきりした」と語った。同性婚などの権利を認める婚姻平等法案などの成立をめざし、「皆さんと共に歩んでいきたい」と意気込んだ。

 須藤氏は総合格闘家として活躍後、2008年に拓殖大レスリング部監督に就任。ダンスパフォーマンス集団「ワールドオーダー」を率いるなど、タレントとしても活動してきた。当選を決め、「一票一票を大切に、政治に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

 維新新顔の鈴木宗男氏(71)は9年ぶりに、国会議員に返り咲いた。21日夜は札幌市で喜びを語り、北方領土問題について「安倍(晋三)首相とは月に1回、お会いして意見交換している。首相が目指す現実的解決に向けて働きたい」と話した。22日朝には「ロシアに年内にでも行って旧知の関係者と会いたい。安倍首相でないと解決できない。私がその環境整備をしたい」と述べた。

 当選は衆参通じて9回目。02年に受託収賄罪などで逮捕された後も、無罪を主張して衆院で当選を重ねたが、10年に実刑判決が確定し、失職した。北海道の地域政党、新党大地の代表だが、今回は党勢拡大を図る日本維新の会と思惑が一致し、入党した。

 自民の前職、山田太郎氏(52)は選挙期間中、インターネットで同人誌や二次創作に対する規制への反対を訴え、再選を果たした。21日夜は東京・秋葉原の選挙事務所で動画の生配信をしながら「何の組織もないが、皆さん一人一人が力になった。『表現の自由』を守るという、私の仕事をしっかりやる」などとあいさつした。

 NHKから国民を守る党代表の立花孝志氏(51)は初当選を果たし、ステージ上で「勝ったぞ! NHKをぶっ壊す!」と拳を突き上げた。

 元NHK職員の立花氏は13年に同団体を設立し、千葉県船橋市議や東京都葛飾区議として、集金人の戸別訪問規制や、受信料を払った人だけが視聴できるスクランブル放送の実現を訴えてきた。参院選ではフォロワーが多数いる「ユーチューバー」らを擁立。政見放送で、立花氏はNHK職員の不貞行為があったと何度も批判。他の候補には一言も発しない男性や、寸劇を繰り広げた女性らもいた。