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 英国船籍のタンカーがイランの精鋭部隊・革命防衛隊に拿捕(だほ)された問題で、英紙サンデー・テレグラフは21日、英政府がイランに対する制裁を検討していると報じた。22日にメイ首相が閣僚らによる緊急会合を開いた上で、ハント外相が英議会で対応を明らかにする見通しだ。

 同紙によると、イラン政権関連の英国内の資産凍結などを検討しているという。また、イランが原油を他国に売れなくするよう欧州連合(EU)や国連に働きかける可能性もあるとしている。

 英国と米仏独中ロはイランとの間で、同国が核開発を制限する代わりに金融制裁や原油取引制限などを緩和する合意を結んでいたが、米国が昨年5月、この合意から離脱した。

 英国防省のエルウッド閣外相は21日、英スカイニュースで制裁の可能性を問われ、「様々な選択肢を検討している」と答えた。

 英船籍のタンカーは19日に中東のホルムズ海峡を航行中に、革命防衛隊とみられるヘリコプターと小型船によって拿捕された。(ロンドン=下司佳代子)