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 参院選の投開票から一夜明けた22日、安倍政権が再始動した。菅義偉官房長官は午前の記者会見で、自民、公明両党の議席数が改選議席(124)の過半数を得た結果について、「経済の再生、外交・安全保障の再構築など、一つ一つの課題に国民の声に耳を傾けながら取り組んだ結果だと思う」と述べた。

 安倍晋三首相は選挙戦を通じて憲法改正に向けた議論の是非を訴えてきたが、与党と日本維新の会などによる「改憲勢力」で国会での改憲発議に必要な「3分の2」には届かなかった。菅氏は「憲法審査会で与野党問わず、各党もそれぞれの考え方を示した上で建設的な議論を行い、国民的議論につなげることが大事だ」との見解を示した。

 自民は全国32の1人区で22勝10敗と勝ち越したものの、秋田や山形、新潟などの接戦区で現職が野党統一候補の新顔に相次いで競り負けた。菅氏は「今後とも一つ一つ国民の皆さんの声に耳を傾けながら、政策を遂行していきたい」と述べるにとどめた。

 選挙結果を受け、自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長は同日午前、国会内で会談した。自民の森山裕国対委員長は会談後、「自公の連立に一定の評価を頂いたのはありがたい、と総括した」と記者団に語った。8月1日召集で調整している臨時国会の日程について、今月29日に衆参の議院運営委員会の理事会で協議する考えも示した。

 首相(自民党総裁)は22日午後、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談。その後、記者会見を行う。