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 21日に投開票された参院選の投票率は48・80%で、戦後2番目に低かった。半数を超える有権者が投票所に足を運ばなかったことになる。棄権の理由を街角で聞いた。

 東京都港区のJR新橋駅近くを歩いていた大阪府の会社員日笠あづささん(47)は、週末を東京で過ごし、投票に行かなかった。「票を入れても変わらない」と冷めた表情。政治が庶民の生活から離れていると感じ、年金もあきらめている。「自分の未来は自分で守る」

 人口減少や年金の将来を心配している千葉県船橋市の会社員男性(52)は、政権に不満はあるものの、野党に投票する気も起きなかった。「批判ばかりで具体的な政策が見えない」とあきらめ顔で話した。

 神奈川県鎌倉市の無職男性(66)は「時期が来たから選挙をしたというだけで、何のための選挙か分からなかった」。障害者や生活困窮者など社会的弱者を支える視点が政治に欠けていると思う。「憲法改正などより、もっと低い目線を持ってほしい」