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(22日、高校野球岡山大会 岡山学芸館9-0興譲館)

 「楽しめ、思い切って投げろ」。興譲館の一塁手・沖久教太君(3年)は、岡山学芸館打線に打ち込まれる投手を励まし続けた。

 岡山学芸館は、8強へ進んだ昨夏に五回コールドで敗れた相手。沖久君は下級生で唯一ベンチに入り、悔しがる先輩たちの姿を目に焼き付けた。対戦が決まると、今年は4番を打つ沖久君に先輩たちから「絶対勝ってくれ」と電話やLINEが相次いだ。

 だが、この日は思いが強すぎたのか、沖久君のバットから快音は響かなかった。七回、昨年に続きコールドで試合が終わった。

 主力の多くを2年生が占めるなか、沖久君ら3年生10人が結束を深め、チームを引っ張ってきた。「すべて相手が上だった」。雪辱は果たせなかったが、やり切った。=倉敷市営(小沢邦男)