[PR]

 IT大手ヤフーが、子会社のオフィス用品大手アスクルに岩田彰一郎社長の退任を求めた問題で、アスクルは22日、ヤフーに対する新たなコメントを公表した。岩田氏は先週の会見で、ヤフーによる個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」事業の譲渡申し入れを「乗っ取り」と批判し、ヤフーは否定したが、アスクルはヤフーの主張が「明らかに虚偽である」と改めて反論。ヤフーの親会社ソフトバンクの関与も示唆しており、対立は泥沼化の様相だ。

「明らかに虚偽である」

 ヤフーとアスクルの対立は、創業者の岩田氏が長年トップを務める体制に不満を持つヤフー側と、突然のヤフーの「変心」に反発するアスクルという構図だ。

 焦点となっているのが、個人向け通販のロハコ事業。オフィス通販が主力のアスクルにとって成長事業で、EC(ネット通販)を強化するヤフーにとっても重要事業だ。

 ロハコ事業を巡る双方の主張は真っ向から食い違う。アスクル側は当初から、ヤフーから事業譲渡を要求されて拒否したところ、突然岩田社長の退任を求められたと主張してきた。

 一方ヤフーは、そもそも事業譲渡について、その考えがあるか「意向をうかがったに過ぎない」とし、譲渡の「要求」はしていないと反論していた。

 そして22日、アスクルはこのヤフーの反論を否定し、激しく「再反論」するニュースリリースを出した。双方のやりとりを詳しく明かし、内部文書まで公表する異例の対応だ。

 それによると、昨年11月26日、ヤフーから派遣されているアスクルの取締役から、ロハコ譲渡の可能性を含めた相談があった。その際、ヤフーの意向として「価格設定と品ぞろえの判断はヤフーが握りたい」「(ロハコを分社化した)新会社において岩田さんは役員に入れない」などと説明があったという。

 12月3日には同じ取締役が再びヤフーの意向を報告。ソフトバンクの宮内謙社長、ヤフーの川辺健太郎社長ら関係者が協議し、「(ロハコを)分社化する方向でアスクルに申し入れる方向を決定」したと伝えた。分社化した場合の社長人事案も示したという。

 アスクルは「ヤフーが主体的にロハコ事業の移管を画策していることは明白だ」として、「意向をうかがったに過ぎない」とのヤフーの説明は「明らかに虚偽である」と批判した。

■なぜロハコ事業で…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら