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(23日、高校野球青森大会 八戸学院光星12―4聖愛)

 チームのスピードスターはセンターの守備位置から最も遅れて歓喜の輪に加わった。

 八戸学院光星の島袋翔斗(3年)は沖縄出身。約2千キロ離れた青森の地で、最後の夏の甲子園出場を勝ち取った。

 「光星かっこいいな」。同郷で光星OBの川上竜平氏(元ヤクルト)が2011年夏、甲子園で準優勝した姿にあこがれた。中学2年の冬から、平日は沖縄で過ごして金曜夜に飛行機に乗り、週末は東京で練習する生活に入った。

 50メートル6秒の俊足の持ち主。光星に入学するとすぐに頭角を現し、下級生のうちから背番号を確保した。転機となったのは今春の選抜大会。初戦で広陵(広島)の好投手に抑え込まれた。

 「何か変えないと」。層の厚い光星では、実力があっても背番号が保証されているわけではない。危機感を追い払うようにスイングを重ねた。持ち前の俊足と堅守に強打が加わり、今大会の通算打率は4割を超えた。

 「自分の仕事は塁に出ること。甲子園でも貫きたい」。自慢の俊足をひっさげて、再び甲子園に乗り込む。(河野光汰)