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(23日、高校野球山梨大会 山梨学院7―0甲府城西)

 本来の当たりが戻ってきた。三回1死二、三塁、山梨学院の野村健太選手(3年)に打席が回った。「楽しくやっていけ」。相沢利俊主将(3年)に声をかけられた。フルカウントからスライダーを振り抜き、左越えの強烈な二塁打で2人をかえした。

 準々決勝まで9打数3安打3打点。春の選抜で1試合2本塁打、高校通算53本塁打の実力からすれば物足りなかった。前日、体が前に突っ込まないよう軸足に体重を残すことを意識し、バットを振った。

 愛知県出身。今春の選抜で優勝した東邦のメンバーと中学で一緒にプレーした。東邦はこの夏、2回戦敗退。「夏は何が起こるかわからない」と気を引き締めた。試合後、「やっとチームに貢献できた」とほっとした表情で話した。(玉木祥子)