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(23日、高校野球福島大会 ふたば未来2―0福島東)

 白河グリーン(福島県)第1試合に出場したふたば未来は、震災後の2015年に同県広野町に開校した新しい学校だ。一方、原発事故の影響で、地元では今も休校が続く高校がある。甲子園に3度出場した双葉高校だ。

 観客席で声援を送る自営業石田宗宏さん(52)は、双葉高校野球部のOBで、長男の宗大君(3年)はふたば未来で外野手として出場する。

 自宅は今春に避難指示が解除されたばかりの大熊町大川原地区にある。大熊中で野球を始め、「甲子園を目指すなら双葉高校」と青春時代を白球に捧げた。

 卒業して気付いたことがある。双葉高の野球部員たちは「あの時、頑張ったよな」と、社会に出てからも先輩後輩とつながりを大切にする。その「伝統」を、ふたば未来の野球部員たちにも引き継がせたい。

 「『ふたば』の名前は残った。新たな名門校として、新しい伝統を築いていってほしい」(三浦英之