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 「土用のウナギはご予約を」。今月27日の土用の丑(うし)の日を前に、環境省の公式ツイッター(@Kankyo_Jpn)が22日夜、うな重の画像とともにこんなつぶやきをアップしたところ「炎上」、ツイートを削除する事態になった。

 問題のつぶやきは、「食品ロスにならないように大事にいただきましょう。食べる方はできるだけ予約して、季節の行事を楽しみましょう!」と呼びかける内容。同省の食品ロスに関するサイトへのリンクも張られていた。しかし、ニホンウナギは環境省がレッドリスト2019で「近い将来における野生での絶滅の危険性が高い」として絶滅危惧1B類に指定している。

 つぶやきは「ウナギ」が天然か養殖かや、ウナギの詳しい種類についての記述はなかったが、ネットにアップ直後から「ウナギの破棄問題はわかるけど、この時代にわざわざ食べることを推奨しますか?」などと批判が相次いだ。

 環境省はアップして数時間後の22日夜、このつぶやきを削除したが、理由説明などがなかったため、今度はその対応に批判が出て、複数のユーザーが保存していたツイート画像を投稿。23日午前時点でも拡散は収まっていない。

 環境省は今年2月、恵方巻きの廃棄問題に関連し、食品ロスを減らすため「恵方巻きは予約して食べきりましょう」とつぶやいており、今回も同様の趣旨で啓発しようとした。この日の会見で、原田義昭環境相は「いろんな機会に(食品ロスを)なくそうと訴える立場にあります。別にウナギを積極的に食べようということではなかったようであります」と説明。事務方は「真意が伝わっていないと判断して削除しました。誤解を与えたという意味で申し訳ないと思っております」と謝罪した。(松尾一郎)