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 第101回全国高校野球選手権岩手大会は25日、県営野球場で決勝があり、高校史上最速となる163キロをマークした佐々木朗希(ろうき)投手(3年)を擁する大船渡が花巻東に2―12で敗れた。大船渡は春夏連続出場した1984年以来、35年ぶりの甲子園出場はならなかった。佐々木はこの日、出場しなかった。

 佐々木は24日の準決勝で129球を投じて完封していた。試合後、大船渡の国保陽平監督は「私が投げさせないと判断しました。痛みとかはないが、筋肉のはりかな。故障を防ぐためで、今朝の練習で佐々木に伝えました」と説明した。

 佐々木は身長190センチ、体重86キロの大型右腕。4月にあった高校日本代表の研修合宿の紅白戦で、プロ野球のスカウトのスピードガンで163キロを計測。大谷翔平(大リーグ・エンゼルス)が花巻東高時代に記録した高校生最速の160キロを上回った。既に日本ハムが今秋ドラフトの1位指名を公言するなど、超高校級の逸材として注目を集めてきた。

 大船渡は2回戦で遠野緑峰に14―0(五回コールド)、3回戦は一戸に10―0(六回コールド)で勝った。4回戦は盛岡四を相手に延長十二回、4―2で競り勝った。佐々木はこの試合で完投し、奪三振21、最速160キロをマークした。準々決勝の久慈戦は佐々木は出場しなかったが、延長十一回、6―4で勝った。準決勝の一関工戦は佐々木が被安打2で完封した。