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(23日、高校野球京都大会 立命館宇治10―9福知山成美)

 立命館宇治の魅力を尋ねると、2年の荒井豪太君は「負けてても一つになって向かっていけるところ」と答える。その言葉通りの猛攻を八回表に見せた。

 1死から8番打者が四球を選んだ。そこから死球を一つ挟んで7連続単打でつないだ。勝ち越しの5単打目を打ったのが荒井君だ。

 選抜大会で好投した福知山成美のエース小橋翔大(しょうだい)君を相手に、「あんなところで見逃し三振なんてできない。打てないとは思わなかった」と荒井君。思い切りのよさと183センチの恵まれた体を使い、外よりの直球を左前にはじき返した。

 この日は4打数3安打5打点の大活躍。初回は1死満塁から右翼線に走者一掃の三塁打を放った。準決勝の相手は、前回の決勝で0―11で敗れた龍谷大平安。荒井君は応戦席で先輩たちと悔しさを共有した。

 「その借りを返すためだけに1年間やってきた。今日みたいにつなぎ、うちらしく戦いたい」。準決勝も一丸となり、前回覇者に食らいつくつもりだ。(内田快)