【動画】英国保守党の新党首決定で、英国のEUからの離脱問題はどうなるのか?
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 英国の新首相に、欧州連合(EU)からの強硬離脱を掲げるボリス・ジョンソン前外相(55)が24日、就任する。離脱をめぐる英国内の世論が大きく割れるなか、前任のメイ首相が辞任に追い込まれた問題に道筋をつけられるのか。

 「離脱を実行し、国を一つにしよう」

 党首選の結果発表を受けた演説で、ジョンソン氏は党員に呼びかけた。

 党首選では、EUとの再交渉が決裂しても10月末には離脱する考えを打ち出し、経済を混乱させかねない「合意なき離脱」を懸念して離脱延期を容認するハント外相との違いを鮮明にした。

 「EUが離脱協定案の変更に応じないなら、我々は違う条件で離脱する準備をするだけだ」。最後となった17日の討論会でこう語り、喝采を浴びた。

 これまでのEUとの合意では、英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの間で税関などを設けずに開かれた国境を保つ手立てが他になければ、離脱後も英国がEUの貿易ルールに合わせ続ける「非常措置」がとられることになっている。党内で強い批判があるこの措置は「導入しない」とし、最新技術で代替策をとれると主張してきた。

 こうした訴えは、離脱の遅れにいらだちを募らせる党員に浸透。高い知名度やユーモア、歯切れのよさも好まれ、「ボリスなら何とかしてくれる」(討論会に出席した党員)との楽観論が広がる。

議会での窮状、変わらず

 だが、行く手には困難な現実が待ち受ける。

 保守党が過半数割れし、少数政…

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