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 第101回全国高校野球選手権宮崎大会は24日、準々決勝2試合があった。1回戦から快進撃を続けてきた小林は都城工に敗れ、24年ぶりのベスト4入りはならなかった。シード校同士の対戦は小林西が宮崎日大を破って4強入りを果たした。25日も準々決勝2試合がある。

(都城工7-1小林)

 部員16人の小人数で快進撃を続けてきた小林が準々決勝で姿を消した。3回戦では九回2死走者なしから、逆転で日向学院を破って大会を盛り上げたが、24年ぶりとなるベスト4入りの夢は断たれた。

 快進撃を支えたのが、背番号2のエース田原琢朗投手(3年)。1回戦から全試合で完投し、攻撃では4番を任され、毎試合、得点に絡む活躍を見せた。

 この日は二回、自ら三塁打を放って出塁すると、スクイズで先制のホームイン。投げては六回まで最少失点に抑える好投を見せた。しかし、七回、相手打線につかまった。

 1死から中前に運ばれた後、三塁打、二塁打、スクイズなどで5失点。七回1死二塁、相手9番打者の適時三塁打で流れを奪われたと振り返る。「スライダーを中心に打ち取ってきたが、甘いところに入ってしまった」

 本来の背番号1は、ショートを守る堂原基希選手(3年)。「大会前からコントロールが定まらず、登板できる調子ではなかった」と堂原選手。大会は守備で田原選手を支えた。田原選手の投球をリードした小原朋己捕手(1年)は「慎重な配球にしすぎたのかも」と先輩を気遣った。

 九回、先頭打者が振り逃げで出塁し、二塁まで進塁する粘りを見せたが、後続を断たれ、小林の夏は終わった。甲子園出場はかなわなかったが、選手たちは「都城西、日向学院といった強豪を倒してベスト8まで来られた」とこの夏の戦いを前向きに評価した。

 小林のスタンドでは、第2試合に出場する小林西の野球部員も応援に加わり、グラウンドの選手たちをもり立てた。試合後、辻惇吾主将(3年)らは応援スタンドに向かい、「皆さんのおかげで自分たちの野球を最後まですることができました」と感謝の言葉を述べ、グラウンドを後にした。(菊地洋行)