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 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件で、職業不詳の青葉真司容疑者(41)=殺人などの容疑で逮捕状=が身柄を確保された際、所持金は数千円だったことが捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、青葉容疑者の財布を押収し、運転免許証から本人の特定につなげたが、カード類などは持っていなかったという。スマートフォンや携帯電話も見つかっていない。

 さいたま市の自宅アパートで今月14日に騒音トラブルを起こした青葉容疑者は、事件2日前の16日には京都に移動。昼ごろまでJR京都駅前のインターネットカフェを利用した。防犯カメラの映像では、その後、京都アニメーションの本社がある京都府宇治市内まで移動したとみられる。

 青葉容疑者は事件前日の17日には、宇治市の量販店に立ち寄り、1個約3千円のガソリン携行缶二つのほか、台車や棒状のライター、着火剤などを現金で購入したとみられている。事件の約30分前にはガソリン40リットルを買っていた。

 京都府警は、青葉容疑者がこうした品々の購入や、さいたま市から京都への移動などで所持金を大きく減らしたとみて調べている。

青葉真司容疑者がガソリンの携行缶などを購入したとされる量販店近くの防犯カメラには、事件前日の17日昼前、台車を押しながら北上する青葉真司容疑者とみられる人物が映っていた